「本棚のスペースを埋めている不要な本を売りたい」とお考えの方も多いはず。
ただ、売り先の選択肢が多く、どこで売れば良いのか決めかねていませんか。
本記事では、古本をお得に売るための最適な売り方と、おすすめサービスを紹介します。
最後までご覧いただくことで、手間をかけずに古本を高く売る方法を理解できます。
古本を最も高く売りたいならフリマ・オークションアプリがおすすめ
古本の売り方は、大きく「自分で直接売る」と「買取サービスで売る」の2種類に分類されます。
前者は、メルカリやヤフーオークションなどのフリマ・オークションアプリで売る方法。
後者は、街中の古本屋さんなどを利用し、買取ってもらう方法です。
いずれの方法にも一長一短がありますが、古本を少しでも高く売りたいのであれば、フリマ・オークションアプリで売るのがおすすめ。
フリマ・オークションアプリでは本を求める人と直接取引ができ、間に買取業者が入らない分古本を高く売れるのです。
また、メルカリは20代〜30代の女性、ヤフオクは40代〜50代の男性ユーザーが多く利用している傾向にあります。
(参考:スマホからのオークション/フリマサービス利用者数は約2,000万人に成長 ~ニールセン オークション/フリマサービス利用状況を発表~|Nielsen NetView)
ユーザーの年代や性別を意識してサービスを使い分けると、より高値で売れるでしょう。
ただし、高く売れる=お得とは限らない
古本がフリマ・オークションアプリで高く売れると聞いて、早速利用を検討した方がいらっしゃるかもしれません。
実際は「高く売れる=お得に売れる」とは限らないため、注意が必要です。
フリマ・オークションアプリでは、画像の用意・紹介文の作成・取引相手とのやり取りが必要なため、古本を売る際に手間と時間がかかります。
さらに、古本が売れた場合の手数料、郵送する際の送料など、さまざまなコストもかかります。
売りたい本が数冊程度であれば、それほど問題ではありませんが、50冊・100冊ともなれば大きな負担になるでしょう。
したがって、こうした手間・時間・コストを考慮すると、フリマ・オークションアプリが必ずしもお得な売り先とは限らないのです。
冊数が多い・手間をかけたくない方は買取サービスがおすすめ
売りたい本の冊数が多い方や、手間をかけずに古本を売りたい方は、買取サービスの利用がおすすめです。
買取サービスでは、ほとんど手間がかからない上に、冊数に関係無くまとめて売れるからです。
また、古本を店舗に持ち込む店頭買取以外にも、出張買取・宅配買取など複数の買取方法が用意されています。
たとえば、冊数が多く持ち込みが難しい場合には出張買取、近所に買取サービスがない場合には宅配買取など、自分の都合に合わせやすい点も魅力です。
買取サービスの利用方法は各社ホームページに記載されているため、初めて古本を売る方でも利用しやすいのではないでしょうか。
買取サービスで古本を売る3つのメリット
買取サービスで古本を売った場合、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
主に下記の3つに集約されます。
- 冊数が多い場合でも短期間かつ手軽に売れる
- 査定額に納得できなければ買取の中止も可能
- 自分で価格を決める必要がない
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
冊数が多い場合でも短期間・かつ手軽に売れる
買取サービスを利用する最大のメリットは、冊数が多い場合でも短期間かつ手軽に売れること。
画像の用意・紹介文の作成・取引相手とのやり取りが不要な上に、古本をまとめて買取ってくれます。
仮に引っ越し前など時間が限られている場合でも、店頭買取なら即日現金化が可能。
不要な本をまとめて売り、残った時間を有効に使える点は大きな魅力です。
査定額に納得できなければ買取の中止も可能
古本を査定に出したところ、想定金額に満たないケースもあるでしょう。
この場合は、買取をキャンセルできます。
査定はあくまでも見積りのようなものです。
提示された査定額で売らなければいけないルールはありません。
中にはホームページに本のタイトル・バーコードを入力し、事前に査定額の見積もりを出せるサービスもあります。
査定額に納得した上で、古本を売れるでしょう。
自分で価格を決める必要がない
仮にフリマアプリで売る場合、他の出品物を参考に価格を設定するため、非常に手間がかかります。
また、希少性やプレミアなどの付加価値を見落とし、本来よりも安く売ってしまうことも。
買取サービスでは、査定スタッフが査定額を算出するため、自分で価格を決める必要がありません。
さらに、専門知識を持つスタッフであれば、古本の付加価値を正確に見出すため、価値の見落としを防ぎ適正価格で本を売れます。
古本の相場感がない方でも安心して利用できる点は、買取サービスならではの魅力です。
古本買取サービスを利用する3つのデメリット
買取サービスのメリットを解説してきましたが、実は下記3つのデメリットも存在します。
- 自分で売るよりも買取価格は安くなりがち
- 本の種類・状態によっては買取してもらえない
- 買取サービスが多く選定が難しい
買取サービスの利用で後悔しないためにも、メリット・デメリットの双方を把握しておくことが大切です。
自分で売るよりも買取価格は安くなりがち
買取サービスを利用する一番のデメリットは、自分で売るよりも買取価格が安くなりがちなこと。
具体的にどれほど安くなるかは、本の種類や状態、利用した買取サービスなどによっても異なります。
あくまで目安ですが、「東京リベンジャーズ 」のコミックを比較すると下記の差がありました。
東京リベンジャーズ1~24巻セット | 定価11,979円(税込) |
フリマアプリの出品額 | 約12,000円 |
買取サービスの査定額 | 6,490円〜8,460円(2021年12月時点) |
フリマアプリの出品額は、定価と同程度。
一方の買取サービスでは、定価の55%〜70%程度です。
フリマアプリは出品額から手数料や送料が引かれますが、それでもなお買取サービスよりも高く売れるでしょう。
しかし出品作業や発送作業の手間や時間を考慮すると、買取サービスの方が簡単に売れます。
本の種類・状態によっては買取してもらえない
買取サービスは、買取った本を再販して売上を出す仕組みです。
そのため、傷あり・汚れ・価値が低いなど再販が難しい本は、値段がつけられず買取してもらえない恐れがあります。
ただし状態が悪い本でも、物によっては高値がつけられるケースがあるため、自分で判断するのではなく、買取サービスへ問い合わせると良いでしょう。
買取サービスが多く選定が難しい
買取サービスが多く選定に苦労する点もデメリットといえます。
巷には、古本屋の店舗を構えている業者や、インターネットのみで営業している業者など、さまざまな買取サービスが存在します。
また、多くのサービスが「高価買取」を謳っており、その中から優良サービスを選定するのは非常に難しいでしょう。
後に詳しく紹介しますが、古本を高く評価してくれる買取サービスには下記2つのポイントを押さえておくことが大切です。
- 買取サービスの得意ジャンルで選ぶ
- クチコミ・評判は良いか
初めてでも安心して本を売れるおすすめ買取サービス5選
初めて古本を売る方でも安心して利用できるサービスは、下記の5つです。
- 澤口書店
- 有隣堂
- 買取王子
- ブックサプライ
- バリューブックス
各買取サービスの特徴と買取情報を順に見ていきましょう。
専門知識を持ったスタッフが在籍する「澤口書店」
「澤口書店」は、神保町の古書店街に3店舗を構える書店です。
SNSでは本好きな方に向け、毎日欠かさず入荷商品・イベント情報などを発信しています。
一番の魅力は、古本買取の専門知識を持つスタッフによる、1冊1冊丁寧な査定。
希少性・プレミアなどの付加価値を見落とすことなく、適切な査定額を算出してくれます。
年間買取実績が1,500件以上を誇るのは、納得の査定額・サービスを提供している現れではないでしょうか。
古本の価値を正しく見出してもらいたい方に、おすすめの書店です。
1点から買い取ってもらえる「有隣堂」

「有隣堂」は、コミックや書籍を中心に販売している書店ですが、買取も実施しています。
1冊から買取を受付しており、初版から1〜3ヶ月以内の本は定価の20%で買取してくれる保証もあります。
出張買取や宅配買取は実施しておらず、店頭買取のみでの対応のため注意しましょう。
店頭買取の査定は5分程度で完了し、忙しい方でも利用しやすいのが特徴です。
60種類以上の買取ジャンルに対応した「買取王子」
「買取王子」は多彩な買取ジャンルに対応するサービス。
古本以外にも家電・フィギュア・ゲームなど60種類以上のジャンルを扱っています。
不用品をまとめて買取してもらえる点は、大きな魅力ではないでしょうか。
また、100冊以上の本をまとめて売ると査定額が1,000円アップなど、お得なキャンペーンを定期的に開催。
キャンペーンを活用すると、高価買取を実現できるかもしれません。
ジャンルを問わず少量〜大量まで、さまざまなシーンで活用できる買取サービスでしょう。
古本買取で社会貢献できる「ブックサプライ」
「ブックサプライ」は、古本買取で社会貢献ができる買取サービスです。
査定金額が1,000円未満の場合、もしくは支払い方法で「寄付」を選択した場合は、買取金を提携団体への寄付に充ててくれます。
寄付先は国内外のNPO法人や公益財団法人です。
詳細はホームページに記載されているため、気になる方は確認してみると良いでしょう。
また、初回利用はダンボールを無料で送ってもらえるため、自ら用意する必要がありません。
自分の本を図書館や学童施設へ寄贈しようか迷っていた方に、最適な買取サービスです。
手軽に事前見積もりができる「バリューブックス」
「バリューブックス」は、見積によりあらかじめ査定額を把握できる買取サービスです。
スマホで本棚を読み取るだけで見積もりが完了する「本棚スキャン」と、本のバーコードを読み取る「バーコードスキャン」の2種類の機能が用意されています。
価格が高い本のみを買取に出すことで、高価買取を実現が可能です。
利用に際し会員登録の手間がかかりますが、初回登録はすぐに利用できる限定買取クーポンが配布されます。
値段が高い本のみを売りたい方におすすめな買取サービスです。
本を高く評価してくれる買取サービスを選ぶための2つのポイント
古本を高く評価してくれる買取サービスを選ぶには、下記2つのポイントで選定するとよいでしょう。
- 買取サービスの得意ジャンルで選ぶ
- クチコミ・評判は良いか
どの買取サービスにも、少なからず得意ジャンルが存在するもの。
古本を高く評価してもらうには、売りたい本のジャンルを得意としているサービスを選ぶのがおすすめです。
理由は、得意ジャンルであれば、本の価値を見落としにくく適切な価格をつけてもらいやすいため。
各サービスの得意ジャンルはホームページに記載があるため、目ぼしいサービスを見つけたらホームページを確認するとよいでしょう。
2つ目のポイントは、クチコミ・評判の良し悪しです。
クチコミ・評判は実際に買取サービスを利用した人の意見が記載されているため、サービス内容・査定額を客観的な視点から把握できます。
また、ホームページにクチコミを記載しているケースもありますが、客観的な意見を取り入れるためにも、まとめサイトなどの情報を参考にするとよいでしょう。
売りたい本を高く評価してくれるサービスを選ぼう
今回は、古本をお得に売るための最適な売り方と、おすすめサービスを紹介しました。
古本を高く売るには、フリマ・オークションアプリが適していますが、膨大な手間・時間がかかります。
したがって、手軽に古本を売るのであれば、買取サービスの利用が最適です。
数多の買取サービスがありますが、先ほど紹介したポイントを意識し、古本を高く評価してくれるサービスを選びましょう。
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